大学入試に向けて

現在、大学入試では、英語資格・検定試験(英検、TOEFL、GTEC、TOEICなど)の活用が広がっています。2020年度に実施された入試では、私立大の30%以上、国公立大10%以上が英語資格・検定試験の級やスコアを、学校推薦型選抜や総合型選抜の出願基準、一般選抜での加点などの形で利用しました。

多くの大学では入試出願の2年前以降、つまり、一般選抜の場合、高1の1月以降に取得した英語資格・検定試験のスコアを活用の対象としています。高いスコアを取っておくことによって、入試での選択の幅が広がり、有利になることがあります。

学校推薦・総合型選抜の拡大傾向は続いています。 現在では、大学入学ルートに占める一般選抜の割合はおよそ50%まで下がり、2人に1人が学校推薦、総合型選抜で進学するようになりました。 今のところ学校推薦、総合型選抜が占める割合が高いのは私立大学ですが、近年は国公立大でも募集枠は増加傾向にあり、今後さらに、学校推薦・総合型選抜の入学定員を引き上げていく目標を掲げ、定員枠が拡大していくことが予想されます。